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今回は、ビルの屋上設置の外調機です。外部、内部共錆が目立ちます。
架台の上に高く設置されていました。
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外板の腐食は、長い年月の風雨が原因と思われます。
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配管側です。コイル~ファンボックスの側板下部のみに腐食による穴あきが目立ちます。
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ファンボックス側板の腐食は、内部水スプレー加湿の飛散水が原因でした。冬期室内湿度も上がらないため、今回は水飛散のない、気化式加湿器ベストウェッターに改修の予定です。
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外調機天板の状況です。
天板には、腐食による穴あきが見られます。
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腐食により、平面接合部が波打っています。平面接合部に腐食が一番多く発生しています。
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外調機本体下面です。保温材が劣化し、剥がれ落ちています。
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機内コイルセクションには水スプレー加湿器がついていました。
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ファンボックスパネルを撤去しました。コイルや送風機架台に水スプレー加湿による錆が発生しています。
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送風機作業前です。ファンベルト、ベアリング交換もおこないます。
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エリミネーターを撤去しました。エリミにはスプレー加湿の白い粉がたくさん付着していました。
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錆のケレンをします。金属スクレーパーで、荒削りをして、ディスクグラインダーにワイヤーブラシを取付け研磨して仕上げます。
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ディスクグラインダーで、ケレンの仕上げを念入りにおこないます。
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ケレン後です。錆の部分に下地の光った金属が出てきました。この後、下地調整をおこない塗装に入ります。
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薬品を塗布し、コイルフィンを高圧洗浄します。水スプレー加湿の白粉の目詰まりがたくさんありました。
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同様に送風機ランナーも高圧薬品洗浄をおこないます。
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OA取入ガラリには、ホコリの蓄積が見られましたので、全塗装に備え高圧洗浄をおこないます。
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洗浄水乾燥後に下地調整をしてから全塗装をおこないました。
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外調機本体下面の保温材を撤去しました。
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ここに新規保温材を張り込みます。剥がれが再びおきないよう、ステンレスのバーで表面補強をしました。もちろん、保温材の表面はクロス処理してあります。
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機内に新しい気化式加湿器、ベストウェッターを設置中です。これで白粉や錆の発生がなくなり、室内湿度も上昇します。
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ベストウェッターを設置して、機内作業は完成です。加湿器詳細につきましてはこちらをご覧ください。
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外板の全塗装に向け、ケレンを開始します。錆の部分をひとつずつ研磨して仕上げます。
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パネル取付ボルトが腐食で折れたため、同じ位置にネジ穴を修復し、タップをたてます。
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下地調整後、全塗装に入ります。ステンレスパネルをかぶせる、見えなくなる部分も防錆のため、念入りに仕上げます。
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全塗装作業後です。今回は、紫外線に強いウレタン塗料で仕上げました。
穴部はすべてシールします。
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天板の上に新しく製作した、ステンレスカバーを取付しました。パネル連結部は折り上げ加工をし、上部から防雨カバーをかぶせます。
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外板の作業完成です。
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OAガラリも1本1本丁寧に塗装しました。
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塗装しない部分は、取り外すか、マスキング処理をして塗装します。
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新しいSUS側板パネルと点検口を取り付けしました。水スプレーポンプは撤去し、ベストウェッターの加湿給水装置を取り付けし、再配管をおこないます。
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加湿給水装置です。流量計や自動排水弁、手動給水弁など便利装備満載です。加湿運転管理が機外ですべておこなえます。
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作業後です。作業前の写真と比較ください。新品のようにきれいになりました。
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