■エアマイティ 施工事例2


当社で実際に整備・改修作業をした際の、施工事例写真の個別紹介ページです。
随時更新します。
大きな全体から、細かい部分までの仕上がりと、見えない部分までのこだわりの作業をご覧いただければと思います。
                     ※写真は一部、プライバシー保護などのため、加工している部分があります。

                                                         
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空調機データ
 屋外仕様外調機  風量4500CMH  電動機2.2KW

主要作業内容
 外調機外板パネル全塗装
 外調機天板パネル全面ステンレスカバー取付
 コイルボックス外板パネル1面 新規製作、交換(内張り保温材を含む)
 コイルボックス点検口新規製作、交換
 コイルボックスコイル枠及びコイル架台、ドレンパン等ケレン、塗装
 ファンボックス送風機及び送風機架台、床面ケレン、塗装 
 水スプレー加湿器を気化式加湿器に改修
 送風機ランナー、コイルフィン、OAガラリ高圧薬品洗浄
 外調機床面下側保温材張替 
 他、付帯作業

工事日数
 2日間(残業有)

作業詳細
 今回の作業は、屋外設置の外調機です。
 天板パネルが錆で腐食し内部に雨水が浸入していました。
 そのため、外調機を全塗装後、新しい天板用のステンレスパネルを製作します。
 それを上部よりかぶせ、完全密封します。
 側面パネルはファンボックスパネルのみ、傷みが激しい状態でした。
 その部分をステンレスパネルに新たに交換します。
 コイルボックスやファンボックスの外板は腐食が少ないため、外板全塗装で対応します。
 外調機内部は、水スプレー加湿の水飛散により腐食が進んでいました。
 今後腐食を防止することと、室内湿度を理想値で安定させるため、気化式加湿器に改修します。
 そのほか、機内水まわりと送風機は洗浄、ケレン、塗装をおこないます。
 外調機外部下面の保温材が剥がれていますので、張替と補強をおこないます。
 

今回は、ビルの屋上設置の外調機です。外部、内部共錆が目立ちます。
架台の上に高く設置されていました。


外板の腐食は、長い年月の風雨が原因と思われます。
配管側です。コイル~ファンボックスの側板下部のみに腐食による穴あきが目立ちます。
ファンボックス側板の腐食は、内部水スプレー加湿の飛散水が原因でした。冬期室内湿度も上がらないため、今回は水飛散のない、気化式加湿器ベストウェッターに改修の予定です。

外調機天板の状況です。
天板には、腐食による穴あきが見られます。


腐食により、平面接合部が波打っています。平面接合部に腐食が一番多く発生しています。

外調機本体下面です。保温材が劣化し、剥がれ落ちています。


機内コイルセクションには水スプレー加湿器がついていました。

ファンボックスパネルを撤去しました。コイルや送風機架台に水スプレー加湿による錆が発生しています。

送風機作業前です。ファンベルト、ベアリング交換もおこないます。


エリミネーターを撤去しました。エリミにはスプレー加湿の白い粉がたくさん付着していました。
錆のケレンをします。金属スクレーパーで、荒削りをして、ディスクグラインダーにワイヤーブラシを取付け研磨して仕上げます。
ディスクグラインダーで、ケレンの仕上げを念入りにおこないます。



ケレン後です。錆の部分に下地の光った金属が出てきました。この後、下地調整をおこない塗装に入ります。
薬品を塗布し、コイルフィンを高圧洗浄します。水スプレー加湿の白粉の目詰まりがたくさんありました。
同様に送風機ランナーも高圧薬品洗浄をおこないます。



OA取入ガラリには、ホコリの蓄積が見られましたので、全塗装に備え高圧洗浄をおこないます。
洗浄水乾燥後に下地調整をしてから全塗装をおこないました。
外調機本体下面の保温材を撤去しました。


ここに新規保温材を張り込みます。剥がれが再びおきないよう、ステンレスのバーで表面補強をしました。もちろん、保温材の表面はクロス処理してあります。
機内に新しい気化式加湿器、ベストウェッターを設置中です。これで白粉や錆の発生がなくなり、室内湿度も上昇します。
ベストウェッターを設置して、機内作業は完成です。加湿器詳細につきましてはこちらをご覧ください。


外板の全塗装に向け、ケレンを開始します。錆の部分をひとつずつ研磨して仕上げます。

パネル取付ボルトが腐食で折れたため、同じ位置にネジ穴を修復し、タップをたてます。
下地調整後、全塗装に入ります。ステンレスパネルをかぶせる、見えなくなる部分も防錆のため、念入りに仕上げます。

全塗装作業後です。今回は、紫外線に強いウレタン塗料で仕上げました。
穴部はすべてシールします。
天板の上に新しく製作した、ステンレスカバーを取付しました。パネル連結部は折り上げ加工をし、上部から防雨カバーをかぶせます。
外板の作業完成です。



OAガラリも1本1本丁寧に塗装しました。
塗装しない部分は、取り外すか、マスキング処理をして塗装します。
新しいSUS側板パネルと点検口を取り付けしました。水スプレーポンプは撤去し、ベストウェッターの加湿給水装置を取り付けし、再配管をおこないます。

加湿給水装置です。流量計や自動排水弁、手動給水弁など便利装備満載です。加湿運転管理が機外ですべておこなえます。
作業後です。作業前の写真と比較ください。新品のようにきれいになりました。

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